あれはもう何年前ですか、アメフトで殺人タックルというのが話題になったことがありましたが、海外競馬で殺人肘打ちがあったとか。
Very nasty. Rossa Ryan took a horrible fall mid-race after contact with Christophe Soumillon… pic.twitter.com/m0IqvCsC9F
— At The Races (@AtTheRaces) September 30, 2022
なかなかですねえ。氷上の格闘技ならぬ馬上の格闘技ですなあ。
このフランスのサンクルー競馬場での行為によりクリストフ・スミヨン騎手は約2カ月間の騎乗停止処分を受けたそうです。この処分によって天皇賞・秋(10/30)で新コンビを組むことが決まっていた皐月賞馬ジオグリフには騎乗できなくなりました。
🚨 Breaking: Christophe Soumillon’s two-month ban will start on October 14 and ends on December 12.
— Sky Sports Racing (@SkySportsRacing) September 30, 2022
He will still be allowed to ride Vadeni in Sunday’s Prix de l’Arc de Triomphe. pic.twitter.com/gwK6bp908h
やったその時はカッとなってのことでしょうが、世間の非難や処分などを受けて徐々にことの重大さを知ることになるのは世界共通ですね。こうした事件があった後で以下のような記事を読むのは味わい深いですなあ。
Number Web
家族を愛し、スポーツ万能の天才騎手。スミヨンの素顔は“悪童”ではない!
posted 2019/11/16
スミヨン騎手はアガ・カーン殿下との主戦契約を打ち切られたとの報道もありますので、この先どうなりますことやら。
阪神7R。
— Luthier@中央競馬制裁情報 (@Luthier1981) October 16, 2022
角田大河とダノンソフィアの蛇行。
内へ外へふらふらしながらコントゥラットを徹底マークで完封勝利。
ダレル・レビス並の粘着ディフェンス。
歴代の通せんぼ事象の中でも屈指の内容で過怠金1万円。
あと松山はグーパンしてOK() pic.twitter.com/hrdL31X4Y5
馬上の格闘技を実践したのはスミヨン騎手だけじゃありませんぞ。
🇪🇨エクアドルで衝撃の事件。18日のエクアドル・ダービーで人気馬イルコンタディーノ(Il Contadino)に騎乗したジョフレ・モーラ騎手は、コーナーで蓋をしてきたルカク(Lukacu)のルイス・ウルタード騎手に右ストレートをお見舞いして落馬させた。モーラ騎手は無期限資格停止。ウルタード騎手は軽傷。 pic.twitter.com/hKygE3OezD
— Koya Kinoshita(木下 昂也) (@koyakinoshita24) September 28, 2022
こちらはエクアドルのダービーで起こった馬上からのストレートパンチです。
ただ現地に詳しい方の解説だと3冠目のダービーまで伏線はあったとか。死人が出るまではこうしたことは一定の頻度で起こるのかもしれませんね。
【背景】
— Koya Kinoshita(木下 昂也) (@koyakinoshita24) September 29, 2022
◇これはエクアドル3冠競走の最終戦。
◇勝った馬は逃げたオレンジ色の勝負服の馬。1冠目も勝ってこれで2冠達成。
◇加害馬(殴った騎手の馬)は2冠目の勝ち馬。1冠目でもオレンジ色の勝負服の陣営に露骨な幅寄せをされて負けている。
◇今回も幅寄せ。怒るのも分かる。でもチーム戦術。
野球では殺人スライディングが有名ですね。
スポーツにおける競いあい、競り合いの中で、いくつかの伏線があって結果として行われる馬上パンチや殺人スライディングですが、癖みたいなものもあって、本能的についでてしまう人もいるんじゃないでしょうかね。若いうちにこうした失敗をして、しこたま怒られたりする経験がなければ、いざというとき出てしまうのかもしれません。
たかがスポーツで死人が出る前にこうした行為には徹底したペナルティが課せられるべきではないでしょうか。行為を行った本人のためにもきちんと糾弾されるべきだし、恥ずべき行為として長い間記憶にとどめられて折に触れて語られるべきものでしょう。
そうやってようやく人は進歩するのではないでしょうかね。
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