BAOO博多

日刊紙「道新スポーツ」の紙面発行を11月30日で休止

NIKKEI COMPASSによれば、

・・・日本新聞協会の調査によると、一世帯あたり購読部数は、2000年の1.13部から、08年には0.98部と1部を下回り、19年は0.66部まで減少。

協会会員のうち新聞社91社の総売上高(18年度)は、1兆6619億円(前年度比2.9%減)。
05年度の2兆4188億円をピークに13年連続の減少で、総売上高はほぼ3分の2まで縮小した。
19年10月現在の発行部数(朝夕刊セットを1部とする)は3781万部(前年同期比5.2%減)で、04年から15年連続で減った。
1997年の5376万部がピークだった。(2022/11/05調査)


国内の新聞発行部数は減少傾向が続いている。
日本新聞協会の調べでは、2021年10月末現在の発行部数は3302万部(前年同期比5.8%減)で、17年連続で減少した。

種類別では一般紙が3065万部(5.5%減)、スポーツ紙が236万部(10.1%減)。駅頭などでの即売比率が高いスポーツ紙に、コロナ禍の影響がより強く出た。

やっぱり個別宅配が多くないスポーツ紙の部数減は一般紙よりも減少率が高いんですね。

過去、販売部数1000万部を誇っていた読売新聞は900万部を割ったといわれ、朝日新聞が赤字決算と報じられ、若者の新聞離れもいわれるなか、紙の新聞も大変な状況になっているようです。

ある調査では、新聞を読む割合は、20代男性で8%、20代女性で3%だったとか。また日本人の新聞を読む割合は30%程度で、平均の購読時間は20分程度だとのこと。ニュースについてのニーズはたぶんあるのでしょうから、ニュース情報を得るところが新聞からテレビ、テレビもその凋落がいわれているところをみると、テレビからネットへと移っていってるんでしょうね。

街の本屋はなくなっていっているのにアマゾンは栄えているのと一緒ですかね。それでも本は売れなくなっているといわれますし。

日刊紙「道新スポーツ」の親会社の北海道新聞社は、今後はデジタルに注力すると発表していますので、紙からネットへというわけです。北海道には日本ハムファイターズや北海道コンサドーレ札幌など各スポーツ球団もあり、報じる地元のニュースはたくさんあるのでしょうが業態の構造変換が起こっているのでしょうから致し方ないのかもしれませんが。

ちなみに、道新スポーツの2022年4月現在の発行部数は2万9497部(日本ABC協会調べ)。来年2023年3月一杯での休刊を発表している福岡を中心に九州のスポーツ紙として愛読されてきた「西日本スポーツ」の発行部数は8万5215部とのことですから、道新スポーツは相当厳しい状況だったのでしょうね。

先日、ここで「佐賀競馬の売上、過去最高の去年を上回る見通し」のニュースを記しましたが、各地方競馬場もそれぞれ過去最高の売上を記録する中、増えているのはネット購入、在宅購入で、従来からある場外馬券場は全国的に苦戦していますので、場外馬券場が置かれている立場はスポーツ新聞と同じといえるのかもしれません。

佐賀競馬が過去最高の売上を更新しそうな勢いですが、インターネットによる発売額は92.7%を占め、そのインターネットによる発売の増収を図るためにナイター開催を前年度から20日増やすなどしているわけですからね。特にこれから寒い時期になると、場外馬券場のナイター開催のお客さんは減る傾向にありますしね。

それでも今日も地方競馬は開催中です!BAOO博多へのお越しをお待ちしておりますよ。行き帰りは寒くてもBAOO博多は暖かいですぞ!

本日は園田金盃があります!激戦必至のレースになりそうですからネットじゃなくて、BAOO博多で目撃してくださいな。