鳥取に出張に行った際に必ず山陰中央新報を買います。山陰中央新報の大ファンというわけでも、無類の新聞好きでもないのですが、山陰中央新報1面に毎日掲載されている「中村元 慈しみの心」が好きなので。

鳥取に毎月行くわけでもないですし、たまにしかいかないので行った際にしか読めないことを残念に持っていましたら、これら新聞の連載をまとめた本が今年2022年4月に発刊されました。今年の4月に尾山陰中央新報「慈しみの心」は2015年11月1日に始まったそうで、8年目に突入ということになります。中村元先生はすでにお亡くなりになっているので、中村先生から直接指導を受けた研究者が今は綴っているとか。写真にある服部育郎さんは4代目執筆者とのことです。

2015年11月1日から2016年10月31日までの348編をまとめました。
ブッダの言葉をはじめ、名僧、経典など幅広い典拠から慈悲と生きる知恵に満ち、
明日への糧となる至言を解説しています。
ちょうど始まってからの1年分がまとめられているということになります。ぜひ続編も出版してもらいたいものです。
日本全国どこの場外馬券場に行っても、貼ってある最近のポスターには必ず【ほどよく楽しむ大人の遊び】と書かれています。まあ、これは各ギャンブル場のギャンブル依存症に対するエクスキューズなんですが、ギャンブルに限らず、この「ほどよく」が人類誕生の500万年前からの永遠の課題なんですな。
といっても500万年前の人類は「ほどよく」生きていたかもしれないですが・・・ただ少なくとも過去3000年の人類の歴史を見ると、「ほどよく」がうまく続いた証拠はないですね。
中村元「慈しみの心」では2022年3月11日の連載でこういうのがありました。

故中村元博士の業績の顕彰と、東洋思想文化の研究と普及、そして学術の振興に寄与することを目的として2012年10月10日に開館した中村元記念館は松江にあります。松江に行った際には松江城に行く前に中村元記念館へ行きましょう。
動画も著作もいっぱい出ているのでどれかおひとつでもどうぞ!
慈しみの心が充たされたらBAOO博多へどうぞ!そして【ほどよく】地方競馬をお楽しみください。
