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「馬追い運動」 北海道音更町ではじまる

馬を雪の上で走らせて冬場の運動不足を解消する十勝の冬の風物詩、「追い運動」の一般公開が音更町の牧場で2023年1月17日から始まりました。

音更町の「家畜改良センター十勝牧場」で毎年この時期に行う「馬追い運動」は、ペルシュロン種などの農用馬の放牧ができない冬場に運動不足になることの解消や妊娠した馬の難産を防ぐため雪の上を走らせる「運動」で、この日は音更町の家畜改良センター十勝牧場で、午前9時半から妊娠中の馬52頭を含む86頭が、1周800メートルの走路を2周から3周しました。

その迫力のある映像を見たことがある人は多いでしょう。一度は実際にこの目で見てみたいところですが、まずは映像でどうぞ!

独立行政法人 家畜改良センター十勝牧場

独立行政法人家畜改良センター十勝牧場
〒080-0572 北海道河東郡音更町駒場並木8-1

令和4年馬追い運動の一般公開について

令和4年の一般公開は1月17日(月)から2月25日(金)を予定しております。
平日の午前9時30分から1時間程度になります(8時45分に開場します)。
※一日1回のみの実施です。
土日祝日は実施しません。また、天候、馬場の状況、業務の都合等によって期間を変更したり、中止することがあります。
※なお、緊急事態宣言等が発令された場合、公開を中止することがありますのでご了承ください。

1.概要
夏の間、放牧地で過ごしていた馬も、冬期間は厩舎や付属のパドックでの飼育となり、どうしても運動不足になりがちです。冬季間の体力・筋力を増強して健康な馬体を維持するとともに、妊娠馬については胎子の過大による難産防止のため、また、育成馬については強健な体づくりのために適度な運動が必要です。

運動している馬たちは、毛色が茶色のブルトン種、白・黒・灰色のペルシュロン種という品種の農用馬です。分娩を控えた馬たちのなかには、体重が1トンを超えるものもいます。

2.運動予定頭数 137頭(R3年12月24日現在)
【内訳】
○雌馬
・妊娠A群:34頭
・妊娠B群:30頭
・不妊群:29頭
・育成群:30頭
○雄馬
・1才群:14頭

※各群の頭数は、馬の状態により増減する場合があります。

3.運動内容
1周800mの走路を、1群あたり3周程度、速歩で運動します(1群15~20分)。
雌馬は4群、雄馬は1群の計5群のうち2~3群を運動します。(群および頭数が増減する場合があります。)