福岡のニュースで「ありえん」ニュースが報道されました。
福岡県筑紫野市の老舗温泉旅館で週1回以上必要な浴場の湯の取り換えが年2回しか行わず、調査で基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されたらしい!!ちょっと勘弁してほしいですなあ。
確信犯ですな、これは。
厚生労働省によれば、「レジオネラ症は、レジオネラ属菌による細菌感染症」で「レジオネラ属菌は自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息している細菌で、感染するとレジオネラ症を引き起こ」すとのことです。
レジオネラの最も一般的な感染経路は、細菌で汚染された水しぶき、噴射水、散布霧から産生される微粒子(エアロゾル)を吸い込むことだそうで、感染は免疫力の弱った入院患者では細菌を含む水や氷を誤嚥することででも起こり得るようです。
最近はどこの家庭でも見られる超音波振動などの加湿器もその原因になりうるようですが、レジオネラ属菌は60℃では5分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は感染源となる可能性は低いとされています。
つまり、「60℃で5分」の基準を満たさない製品は注意が必要というわけです。

たとえば、循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂・24 時間風呂など)は、浴槽内の汚れやぬめりが生じないよう定期的に洗浄等を行う必要があるんですね。ジェットバスなども定期的な清掃が必要です。
掃除しないとぬめりなどからレジオネラ属菌が増殖してしまうわけです。
厚生労働省検疫所 レジオネラ症について
- レジオネラ肺炎(在郷軍人病)の潜伏期間は2~10日(複数の集団感染の記録でも最大16日以内)
- 呼吸不全や多臓器不全をともなう進行性の肺炎を起こすために、死に至ることがある
- 通常、レジオネラ肺炎(在郷軍人病)は治療しなければ、最初の1週間で悪化する
- 報告された症例のうち、75~80%が50歳以上、60~70%が男性
レジオネラ症の日本での患者数は?

厚生労働省によれば、1999年からのレジオネラ症の届出患者数は、図のようになっています。
近年の検査法の開発・普及に伴い、報告件数は増加傾向にあります。
レジオネラ症 4類感染症
レジオネラ症は、感染症法上の四類感染症に分類されております。全数報告対象であるため、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければいけません。

厚生労働省検疫所によれば、レジオネラ肺炎(在郷軍人病)の死亡率は、免疫抑制中の患者が無治療の場合40~80%の高さになり、適切な患者管理と臨床徴候および症状により5~30%まで低下するとされ、通常、全体での死亡率は5~10%の範囲内にあるとのことです。
体の養生やリフレッシュのために温泉に訪れてれて、レジオネラ症とかはホント勘弁してほしいですね。
そうだ!温泉に行く代わりにBAOO博多へ行こう!そうしよう!
・・・・とはならないことは承知しておりますよ、ハイ!
