2023年は地方競馬の薄暮開催が増えていきそうです。「遅い時間に開催したほうが売れる!」というのが地方競馬の定説として定着しているようで、すでにナイター競馬をやっているところ以外も続々と施設工事が行われているようです。
薄暮競走は、最終競走を夕方の時間帯に合わせるよう開始時刻を設定した、公営競技の開催形式のことで薄暮競馬とも呼ばれます。
浦和が謎の走路照明工事のお知らせを公式に掲載、次いで金沢が照明付き薄暮開催実施方向との地元紙報道、そして今度は水沢での走路照明設備の業者公募の告知を公式に掲載。浦和も開催時間延長対応の照明設置なら、近い将来自然光だけで開催する地方競馬場は2つだけに…?しかし立て続けだな。
— 高知けいばメモ (@kochikeiba_memo) May 31, 2022
まずは浦和競馬から
浦和
2022年2月、浦和競馬の照明設備工事の様子がTwitterで紹介されています。浦和競馬の最終時刻は現在の17時前頃より1時間半程度遅い18時20分頃を予定しているようです。
浦和競馬場、通年の薄暮開催実施に向けて。→ https://t.co/0z4Ka0X9E5 pic.twitter.com/L5riCnElKo
— 高橋華代子 (@takahashikayoko) January 26, 2023
浦和競馬場、向う正面内側あたりに建てられた柱。
— 大川ミツオー (@lion0_5th) September 22, 2022
来年3月開始を目指す、「通年はくぼ開催」に向けての照明設備工事が始まったようです。
お知らせによると、最終レース発走時刻が18時20分頃です!#いつもそばに地方競馬 #PR @nar_keiba https://t.co/4O8gy7PeFA pic.twitter.com/pJsA9khgfu
浦和競馬場では、来春のオールシーズン薄暮開催スタートに向けて、照明灯の設置が進められています。
— 大川ミツオー (@lion0_5th) November 24, 2022
個人的な感想は「四角いんだ〜」です(LEDですからねえ)。#いつもそばに地方競馬 #PR @nar_keiba pic.twitter.com/X3Hirg83pw
すでに照明をつけての模擬レースもやったみたいですね。
浦和競馬、この春使用開始予定の薄暮開催用照明のテスト、模擬レースが行われました!わたくし、実況のテストを担当しました。
— 大川ミツオー (@lion0_5th) January 26, 2023
通年薄暮開催に向けて、準備着々です!#PR #いつもそばに地方競馬 @nar_keiba pic.twitter.com/ACe3exwmC9
照明つけて模擬レース🏇 pic.twitter.com/hLtlNkLwDm
— 橋本直哉 (@naoya0130urawa) January 26, 2023
園田競馬も浦和競馬開催の際はこれまで薄暮開催をやっていたわけですが、浦和競馬が通年薄暮開催となれば、園田競馬はどうするんでしょうかね?
園田競馬については、昨年、
まるでナイター競馬…事前説明なしで始まった『薄暮開催』に住民らは「約束と違う」と憤り 一方で競馬場側の主張は?
というニュースが話題になりました。
地方競馬が開催されている兵庫県尼崎市の園田競馬場。
近隣住民との取り決めで、ナイターの開催は金曜日だけと決められていますが、金曜日以外にもナイター照明が焚かれて開催され、一部の住民らは“約束が違う”と声を上げています。
一方、競馬場側は“辺りは真っ暗だが『薄暮開催』です”と住民側に説明しています。2年前に突然始まったこの薄暮開催をめぐり、住民側と競馬場側のにらみ合いが続いています。
水沢
水沢競馬場では走路照明設備整備の業者選定がこれから始まるようです。
水沢競馬場走路照明設備整備に係る企画提案の募集について https://t.co/8ykGxViRPr
— Keiichi Fukada (@keishu_mizusawa) May 31, 2022
プロポーザル方式での応募のようで、提案書の提出期限が2023年7月5日となっていますので、夏以降の工事ということになりそうですね。
LEDになった水沢のゴール前。盛岡と同じように、白っぽくてくっきりになりました。色温度の設定も盛岡と同じで良さげ。
— よこてん(Norichika Yokogawa) (@NorichikaYokog1) November 29, 2022
来年からは水沢にも照明がつくので、冬場の夕方の薄暗い感じの中での競馬はこの冬が最後かもですね。 pic.twitter.com/qy6AbEfmzl
遅い方が売り上げ見込めるという意味もあると思いますし、レース時間をどこに設けるか難しい所でもありますよね。
— 競輪ボス(マグロ!ご期待ください) (@d5x5Xxyoe4Y7mzl) January 2, 2022
岩手が盛岡に照明を付けて、水沢開催を減らして盛岡開催を増やした経緯は、遅くまでやった方が売れるという訳ですし(^_^;)
金沢
金沢競馬では、薄暮開催のための照明が半分以上は設置されたとのこと。
薄暮開催のための照明も半分以上は設置され、ゴール板も新しくなるようです#金沢競馬#いつもそばに地方競馬#PR @nar_keiba pic.twitter.com/J5coRXNv72
— 中村勇好(金沢競馬@TM) (@t1212_tm) February 11, 2023
金沢競馬の競馬事業局主要施策の概要によれば、
在宅投票による売得額の確保
売上の主軸となっている在宅投票について、全国版スポーツ紙等へのレース情報の掲載を拡大するほか、引き続き薄暮レースを実施し、より多くの競馬ファンが金沢競馬の勝馬投票券を購入できるレース編成を行い、売得額の確保に努める。
また、インターネット投票会社と連携した協賛レースの実施や金沢競馬の勝馬投票券を購入したファンに対する本県特産品のプレゼントキャンペーンなどを行い、ネット会員への販売促進を図る。
となっています。
金沢競馬が通年薄暮開催になるという事は、厩務員さんたち中で働く皆さんの労働環境にも変化の波は訪れる訳やちゃね。
— YMMR/金沢競馬研究家 (@ymmr1017) February 11, 2023
スムーズな通年薄暮開催が実現できるよう、金沢競馬主催者には中の関係者の皆さんのケアにもしっかりと努めて欲しいところです。
現場の力があってこそ! pic.twitter.com/ZJXmGnasww
・・・というわけで少しずつ時間帯が後ろにずれて開催される地方競馬の今日この頃の様子をお伝えしました。
朝早かろうが、夜遅かろうが、地方競馬の馬券はBAOO博多でよろしくお願いしますよ。

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